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温泉の色

 

 

温泉の色

温泉は基本的には無色透明ですが、
酸化することによって「濁り湯」になるものが多いです。
温度や日によって色が変わる温泉もあります。

 

    1. エメラルドグリーン

硫化水素イオン(HS)が多い硫黄型の硫黄泉で、中性〜アルカリ性の場合に緑色になることが多いです。
(例:月岡温泉、熊の湯温泉)

    1. 白乳色

遊離硫化水素(H2S)が多い硫化水素型の硫黄泉の場合、空気に触れると白濁します。
(例:白骨温泉、万座温泉)

    1. 茶褐色

含まれる鉄分と塩分を結びつき、茶褐色や黄褐色に変化します。鉄分が少ないと緑、多くなるにつれ黄色から茶褐色へと変化します。
(例:伊香保温泉、毒沢鉱泉)

東京周辺や北海道などの黒湯(通称モール泉)のように全体が黒い場合太古の植物の腐植質など有機物が影響しています。その他、硫化水素型の硫黄泉が鉄分と反応して黒くなることもあります。(例:武蔵小山温泉、塩原元湯温泉の墨湯)

    1. 無色透明

他の泉質を併せ持っているのでなければ単純温泉、塩化物泉、炭酸水素塩泉、二酸化炭素、酸性泉、放射能泉は無色透明の場合が多いです。(例:四万温泉、修善寺温泉)

 

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