2021年5月9日
温泉の中には”美人の湯”と呼ばれるものが数多くあります。
ただ、温泉分析書には「美肌効果」という適応症はありません。
では”美人の湯”とはどういうもの指すのでしょうか?
それは温泉入浴により、肌の不要な角質や毛穴の汚れをきれいにしてくれる
「乳化作用」が得られる温泉ということです。
これにpH7.5以上の(弱)アルカリ性単純温泉(クレンジング効果)を加えて、「4大美人泉質」と言われることもあります。さらに、塩化物泉も塩分の”温泉パック”で肌を守る保湿効果という点では、美肌効果があると言えるでしょう。
いずれも弱アルカリ性で、高い美肌効果が期待できます。ただし温泉の性質は分析ごとに変わる微妙なところありますので、一般的に日本三代美人の湯は「弱アルカリ性」という共通点があるとおぼえてもよいでしょう。